ぼんの仮想通貨ブログ

2016年夏に50万円分のビットコインを購入。儲ける→ハイレバレッジで撃沈。2017年春になんとか黒字になるも、2017年夏にフィッシングにてGOX。以降はブロックチェーン/仮想通貨界隈の追っかけ。コーヒー、カレー、本が好き。

News 2019/07/07

気になるニュースです。

 

1. 中国企業は"戦略的武器"としてブロックチェーン技術を導入 

中国企業の約73%がブロックチェーンは戦略上の最優先事項と回答した、という調査結果です。世界四大会計事務所の1つである、デロイト・トウシュ・トーマツがまとめたレポートです。
◎調査対象は中国含めた11カ国の企業の上級管理職1386名ですが、ブロックチェーンが”戦略上”の最優先事項と答えた割合が多い国が中国でした。米国は56%です。
◎また、世界規模では53%の回答者がDLT(分散型台帳技術)が戦略上の最優先事項のトップ5に入ると予想しています。これは2018年の10%増となる数値だそうです。
 
◉”戦略的”というのが面白いです。1、2年前はブロックチェーンに取り組むと発表しただけで、その企業の株価が高騰したりしていましたが、それだけ注目度の高い(正しい評価かどうかは別として)技術なんだろうと思います。記事の中でありますが、それを”生産性向上ツール"としてではなく”戦略上の武器”と捉えている人も多いようです。
 
 

2.Huobi、分散型金融(DeFi)のためのパブリックチェーン構築 

◎Huobi Groupが分散型金融(DeFi)のためのパブリックチェーンを構築(Huobi Finance Chainと呼ぶそうです)しているというニュースです。
◎Huobiの発表では、このプロジェクトは、融資サービス、デビットサービス、ステーブルコイン、STO(セキュリティトークンを使った資金調達)、その他の資産発行手段、DEX(分散型取引所)、現実の支払いサービスなどに対応するとのことです。
◎構築スケジュールは、2019年第三四半期にソースコードの公開、2020年第一四半期にテストネットローンチ、第二四半期にメインネットローンチの予定とのことです。
 
◉BinanceやBitfinexも独自ブロックチェーンを構築していますが、こういった動きは今後もつずくのだろうと思います。ソフトウェアの世界では、プラットフォームを作った企業は大きな利益をあげやすいので、いかにその分野の標準プラットフォームを立ち上げるかを競ったりしますが、ブロックチェーン界隈でも様々な企業が、業界の標準となる独自チェーン立ち上げようとするのかなと思います。
 
 

3.2019年第二四半期の暗号通貨の相関性について(Binance Research)

◎2019年第二四半期は2017年以降、最も暗号通貨市場全体の時価総額が伸びた3ヶ月になったそうです。
◎また、2019年第二四半期に比べ、ビットコインアルトコインの相関性は低くなった(平均で0.73から0.61に低下した)そうです。
◎一方で、似た特性を持った暗号通貨同士の相関性は比較的高かったとのことです(PoWを採用した暗号通貨同士、匿名通貨同士、XRPとXLMなど)。
◎Li
 
ビットコインアルトコインの相関性が落ちたり、似た者同時の通貨の相関性は高く保たれているのは、投資家全体の理解(暗号通貨同士の特性の違い)が上がったからだと思います。レポートの最後にもあるように、各暗号通貨プロジェクトの”質”の差が価格にも影響してきていると思います。