ぼんの仮想通貨ブログ

2016年夏に50万円分のビットコインを購入。儲ける→ハイレバレッジで撃沈。2017年春になんとか黒字になるも、2017年夏にフィッシングにてGOX。以降はブロックチェーン/仮想通貨界隈の追っかけ。コーヒー、カレー、本が好き。

News 2019/07/02

気になったニュースについてです。

 

1.FATFが公表したガイダンスに関する技術面や哲学的な課題

◎トラベル・ルールの技術面や哲学的な課題に関する記事。
◎6/28、29に開催されたV20では6/21にFATFが公表した仮想通貨によるマネーロンダリング防止のためのガイダンスをどのように実行するか話し合いが行われた。
◎議題の1つがトラベル・ルール(金融サービス提供者同士が顧客情報を互いにシェアしあうことを定めたルール)について。
◎FATFのガイダンスは「遵守しなければ、世界の金融ネットワークから除外される可能性がある」ため、事実上、拘束力がある。
ブロックチェーン上の不正取引を操作するチェイナリシスのジェシー・スピロ氏は、FATFの公表したガイダンスはかなり詳細な制度と評価。
G20でも仮想通貨のマネロン規制についてははFATFを頼ると宣言されている 
◎FATFの公表したガイダンスを遵守するには、技術や専門知識が必要で、短期的にはそこに巨額な投資が必要である可能性がある。
◎これにより、スタートアップは対策に苦戦を強いられる可能性がある。
◎顧客情報の共有は、金融プライバシーの保護を思想としたビットコインなどの仮想通貨の哲学に反するといった指摘もある。
◎ガイダンスは更新される可能性はあるが、どのように変わるかは不明。
 
◉まだまだスタートアップの多いこの業界で、規制遵守にリソースを割かないといけない状況は、技術の発展を妨げてしまうので良い状況ではないと思いました。
◉といってもマネーロンダリングに対する対策は必要で、難しい問題だと思います。もう少し、規制のタイミングが遅くても良かったのかなと、個人的には思いました(詳しくないので、あくまで感想ですが)。